Claude Codeでつくり、OpenAI APIで考える。AI Mateの広報アシスタント開発の裏側
AI社員を“チームで使える仕組み”へ。広報アシスタントの社内システムを整えました

AI Mateでは以前、広報業務を支えるAI社員として、広報部ライターの「文野ことは」と、広報部デザイナーの「彩瀬奏太」を迎えたことをお知らせしました。
その記事の中で、今後は社内メンバーがより使いやすいように、必要な操作をわかりやすくまとめた社内用の仕組みづくりも進めていくとお伝えしていました。
今回は、その第一歩として「AI Mate 広報アシスタント」の社内システムを整えました。
AIに詳しくなくても、迷わず使える入口に

生成AIは便利な一方で、使い慣れていない人にとっては「何を入力すればいいのか」が最初の壁になりがちです。
そこで今回のシステムでは、自由入力だけに頼らず、目的に合わせて選べるボタンを用意しました。
たとえば、
「活動レポートを作る」
「AI活用コラムを作る」
「お知らせを書く」
「文章を読みやすく整える」
「タイトル案を出す」
「CTAを追加する」
といった形です。
これにより、メンバーは難しいプロンプトを毎回考えなくても、やりたいことに近い入口からAI社員に相談できます。
Claude Codeは“作る人”。AI社員として会話するにはAPI接続が必要

今回のシステムづくりでは、今話題のClaude Codeも活用しています。
Claude Codeは、画面の作成やファイル編集、動作確認など、アプリをつくる作業を支援してくれるAIコーディングツールです。公式にも、コードベースを読み取り、複数ファイルやツールをまたいで開発タスクを進められる仕組みとして説明されています。
ただし、Claude Codeだけで完成したアプリが、自然にAI社員として会話できるわけではありません。
たとえるなら、Claude Codeは「箱をつくる人」です。
一方で、AI社員として返答するためには、その箱の中に“考える頭脳”をつなぐ必要があります。
その役割を担うのがAPI接続です。
現時点ではOpenAI APIを採用しています
API接続は、OpenAI APIでもClaude APIでも実現できます。実際にAnthropicもClaude APIの開発ドキュメントを公開しています。
そのうえで、今回の広報アシスタントでは、現時点でOpenAI APIを採用しました。
理由は、今回の目的が「社内メンバーが自然に相談できる広報アシスタント」をつくることだったためです。
OpenAIのResponses APIは、テキストや画像入力、会話の文脈を引き継ぐやり取り、外部機能との連携などに対応しています。
広報記事の作成、文章の整理、タイトル案、CTA作成といった用途では、会話のしやすさや運用のしやすさを重視しました。
もちろん、これは「Claude APIが劣っている」という意味ではありません。用途、品質、料金、運用体制に応じて、最適なAIは変わります。
AI Mateでは、特定のツールありきではなく、目的に合わせて最適な仕組みを選ぶことを大切にしています。
AIを“導入”で終わらせず、業務に定着させる
今回整えた広報アシスタントは、単なるチャット画面ではありません。
図解や説明資料を含む記事制作では、従来は構成作成から本文執筆、図解の整理まで含めて、4〜5時間ほどかかることもありました。
一方で、AIを活用することで、初稿作成や図解のたたき台づくりを30分~1時間以内に進められる場面も出てきています。
もちろん、最終的な確認や調整は人の手で行います。
それでも、ゼロから考える時間を大きく短縮できることは、当社が実際の広報業務で感じているAI活用の効果です。

AIを導入するだけでは、業務はなかなか変わりません。
大切なのは、誰が、どの場面で、どのように使うのかを整理し、日々の業務に組み込める形にすることです。
今回の取り組みも、AI Mateが自社で実践している業務改善のひとつです。
今後も、広報業務だけでなく、社内のさまざまな業務でAI社員を活用しやすくするための仕組みづくりを進めていきます。生成AIの活用や、社内の業務効率化にご関心のある企業様は、お気軽にお問い合わせください。
AI Mateでは、現場の業務に合わせた生成AI活用研修・業務改善支援を行っています。
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