AIの答えがズレる理由とは?うまく使うコツは「目的地」と「焦点」にある

伝え方のコツを示した画像
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思った答えが返ってこないときに起きていること

ChatGPTやGeminiを使ってみたものの、
「なんだか思っていた答えと違う」
「文章は出てきたけれど、そのまま使いにくい」
と感じたことはありませんか。

そのときに、すぐ「AIは使えない」と判断してしまうのは少しもったいないかもしれません。

AIの答えがズレる理由は、AIの性能だけではなく、こちらの頼み方があいまいなことにもあります。

「メールを作って」だけだと、一般的な答えになりやすい

たとえば、AIに「メールを作って」と頼んだとします。

この依頼だけでは、AIは何のメールなのか判断できません。
お礼メールなのか、謝罪メールなのか、営業メールなのか、社内連絡なのか。

そのため、AIは無難で一般的な文章を返しやすくなります。

人に仕事を頼むときも、ただ「メール作って」とは言わないはずです。
誰に送るのか、何のために送るのか、どんな雰囲気にしたいのかを伝えます。

AIも同じです。
情報を渡すほど、使いやすい答えに近づきます。

AIへの頼み方には3段階ある

AIの効果的な指示方法を説明する画像

AIへの頼み方は、次の3段階で考えるとわかりやすくなります。

1つ目は、ざっくり頼む。
「メールを作って」「SNS投稿を作って」のような依頼です。

2つ目は、条件をつけて頼む。
「お客様へのお礼メールを、丁寧な文章で作って」のように、相手や雰囲気を足します。

3つ目は、役割を与えて頼む。
「あなたは営業担当です。商談後のお客様へ送る、丁寧なお礼メールを300文字以内で作ってください」のように、立場や目的、条件まで伝えます。

この段階を上げるだけで、AIの答えはかなり変わります。

AIは“正解”を探す魔法ではない

AIは、正しい答えを自動で探してくれる魔法の箱ではありません。

入力された内容をもとに、続きとして自然な言葉を返してくれる仕組みです。
だからこそ、こちらの伝え方があいまいだと、返ってくる答えもあいまいになります。

これは、カーナビに似ています。

「どこかいい場所に連れて行って」と言っても、カーナビは困ってしまいます。
でも、「品川駅近くのカフェ」と入れれば、候補は絞られます。
さらに「静かで、電源があって、打ち合わせに使いやすいカフェ」と伝えると、目的に合った場所に近づきます。

AIにも、目的地を伝えることが大切です。

もうひとつ大切なのは「焦点」を合わせること

AIへの情報提供の方法を説明する画像

AIへの依頼は、カメラでピントを合わせることにも似ています。

撮りたいものにピントが合っていれば、きれいな写真になります。
でも、焦点がズレていると、全体がぼやけてしまいます。

AIも同じです。

誰に向けた内容なのか。
何のために作るのか。
どんな条件を守ってほしいのか。
どんな形で出してほしいのか。

こうした情報を伝えることで、AIの答えの焦点が合いやすくなります。

期待とズレたら、条件を足して調整する

理想の回答に近づける方法

AIの答えが期待と違ったときは、「AIは使えない」と決めつける必要はありません。

目的地を伝え直す。
条件を足す。
表現のトーンを変える。
出力の形を指定する。

このように少し調整するだけで、回答が使いやすくなることがあります。

AI活用で大切なのは、一回で完璧な答えを出すことではありません。
やり取りをしながら、ほしい答えに近づけていくことです。

まとめ

AIの答えがズレるのは、AIが使えないからとは限りません。
こちらが目的地や条件を十分に伝えられていないこともあります。

AIをうまく使うコツは、目的地を決めること。
そして、誰に・何のために・どんな条件で作るのか、焦点を合わせることです。

次回の記事では、この考え方をもとに、生成AI初心者でもすぐに使える「たのみかた」フレームワークを紹介します。

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